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2018年3月8日木曜日

汚染地に住む市民の声(2016.11)

(2月22日、ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第51回「放射能災害から命,健康,くらしを守る――「チェルノブイリ法日本版」を市民立法で」から)

2016年11月に、福島県や栃木県の汚染地に住む住民に移住に関するアンケートを行いました。その中から、3人の方の回答を紹介させていただきます。

最初は福島県の方です。

Q. 現在、子どもの健康について不安に思っていることは何ですか。

A. 将来どうなるか。

Q. 放射能や被ばくによる健康被害の知識について、国や自治体の情報提供をどう思いますか。

A. ウソばかり。

Q. 被ばくによって子どもの健康を害するリスクへの対策について、国や自治体の実際の対応をどう思いましたか。

A. うそばかりで、本当に子どもを大切に思っているのか?

Q. 原発事故後、福島県や市町村に派遣された放射能の専門のアドバイザーの助言をどう思いましたか。

A. 当たりさわりのないことばかり。国に安全だと言うようにいわれているのか。

Q. 文科省の20mSV引き上げについてどう思いましたか。

A. 自分たちは福島に住んでいないくせに、誰が決めるんだという怒りだけ。

Q. 現在、文科省の20mSV引き上げに対して、どのようにして欲しいと思っていますか。

A. すぐにもとに戻せ!!

Q. 原発事故で子どもたちに無用な被ばくを避けるために、本来、国や自治体はどのようなことをすべきだと思いますか。

A. とにかく避難させる。わからないのであれば、なおさら。

 次は栃木県の方です。

Q.  放射能や被ばくによる健康被害の知識について、国や自治体の情報提供をどう思いますか。

A. 有事の時に国は弱者を切り捨てるというリアルを感じました。

Q. 安定ヨウ素の服用について、国や自治体の対応をどのように思いましたか。

A. あまりにもひどい。もっと広い地域の風向き、降下情況も考えて配布すべきでした。

Q.  被ばくによって子どもの健康を害するリスクへの対策について、国や自治体の実際の対応をどう思いましたか。

A. 弱者の切り捨て。できっこない除染へのお金のムダ遣い。大きなお金を有効に健康を守るために、生活を再建するために使いたがらない。情けない。

Q.  原発事故後、福島県や市町村に派遣された放射能の専門のアドバイザーの助言をどう思いましたか。

A. 原発政策ありきの政策下で雇われた人たちの脆弱な理論は屁理屈ばかり。

Q.  文科省の20mSV引き上げについてどう思いましたか。

A. 非人道の極み。世界に恥ずかしい。

Q. 現在、文科省の20mSV引き上げに対して、どのようにして欲しいと思っていますか。

A. 取り下げること。普通に考えればあたりまえです。

Q. 現在、子どもの健康調査、健康保障についてどのようなことをしてほしいと思っていますか。

A. 当たり前の誠実さが欲しいです。

Q. 原発事故で子どもたちに無用な被ばくを避けるために、本来、国や自治体はどのようなことをすべきだと思いますか。

A. せめてロシア並みのことをして欲しかった。

3番目は福島市の方です。

Q. 将来子どもの健康について不安に思っていることはなんですか。

A. 将来、ガンや病気が発症しないか。

Q. 放射能や被ばくによる健康被害の知識について、国や自治体の情報提供をどう思いますか。

A. デタラメばかり。

Q. 安定ヨウ素の服用について、国や自治体の対応をどのように思いましたか。

A. デタラメばかり。

Q. 被ばくによって子どもの健康を害するリスクへの対策について、国や自治体の実際の対応をどう思いましたか。

A. デタラメばかり。

Q. 原発事故後、福島県や市町村に派遣された放射能の専門のアドバイザーの助言をどう思いましたか。

A. デタラメばかり。御用学者のざれ言です。

Q. 文科省の20mSV引き上げについてどう思いましたか。

A. 殺人行為です。

Q. 現在、文科省の20mSV引き上げに対してどのようにして欲しいと思いますか。

A. 1mSVに戻すべき。

Q. 福島県が実施した県民健康調査や健康診断について、どのように思いましたか。

A. モルモット扱い。

Q. 原発事故で子どもたちに無用な被ばくを避けるために、本来、国や自治体はどのようなことをすべきだと思いますか。

A. 集団疎開or移住政策

Q. 移住を実現するために国や自治体にどのようにしてほしいと思いますか。

A. 日本版チェルノブイリ法の制定 

 以上のような切実な声が現地から寄せられています。この人たちの怒りは、チェルノブイリ法日本版の制定が実現するまで止むことのない怒りです。


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