2017年10月3日火曜日

11月11日新宿デモへの呼びかけ文:3.11後の現実に心痛めている市民の皆さんが一人でも参加することを願っています

11月11日に、新宿で、脱被ばく実現ネット主催の新宿デモが行なわれます。
以下は、そのデモの呼びかけ人の柳原の呼びかけ文です。

希望とはこの現実と向き合う中にしかなく、311以後の過酷な現実と向き合う時、希望は命軽視・無視の異常事態を是正する中にしかないこと、そして、是正の最初の第一歩は今すぐ「命のビザ」の発給=チェルノブイリ法日本版の制定の中にしかないことをこのデモで訴える積りです。

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【呼びかけ文】3.11後の現実に心痛めている市民の皆さんが一人でも参加することを願っています          
呼びかけ人 柳原敏夫 

私は福島原発事故前まで、原発事故が起きるなんて、そして、それがどれほど過酷な事態を引き起こす国難であるか一度も考えたことがありませんでした。その程度の普通の、無知で能天気な市民でした。2011年、いざ原発事故が目の前に起きた時、原発事故がどれほど過酷な事故であるかは、政府がここまでやるのかと思うほど住民の生命軽視・無視の、滅茶苦茶な対応を次々とやってくれ、それを目撃しただけで明らかでした。後の歴史家はこれを法的なクーデータ=3.11事件と呼ぶでしょう。

福島原発事故直後に発令された緊急事態宣言は6年たった今なお解除できず、私たちは今もずっと「見えない政変」の中にいます。今日、日本の政治家が右往左往し、かつてないほど劣化している最大の原因は単純明快です3.11の「法的なクーデータ」「見えない政変」がもたらした命軽視・無視の異常事態という日本の今の最大の問題正面から向き合おうとしないからです。

政治家が劣化して無力の時、それをただすのは私たち主権者しかいません。私たちが劇場型政治の見物客に甘んじている限り、命軽視、無視の異常事態は永遠に解決しません。

命軽視・無視の異常事態をただす第一歩は、放射能汚染地に住む人たちに今すぐ「命のビザ」を発給し、その上で市民本位の生活再建・地域復興を進めることです。それがチェルノブイリ法日本版の制定です。それは私たち市民が力を合わせ、私たちの住む町で条例制定することから始めれば可能です。

希望には正しい希望と誤った希望があり、今、私たちにとって正しい希望とは3.11の法的なクーデータがもたらした過酷な現実=命軽視・無視の異常事態と正面から向き合う中からしか見つかりません。

私たち主権者が正しい希望を掲げて手をつなぐことこそ最強の力です。11月11日新宿デモ「子どもを被ばくから守ろう! 自分も、家族も!」は正しい希望を掲げて市民が手をつなぐ取り組みです。
3.11後の現実に心痛めている市民の皆さんが一人でも参加されることを心から願っています。
 

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